2012年1月5日木曜日

「電車に乗らなきゃ」をあげてみた

20年ぐらい前に、私は大学の卒論でマンガのコマ割について書き、なんか、いろいろ考察しました。今では「マンガ」は日本の文化として輸出されたり随分マンガをめぐる状況は変わってきました。私がマンガをかき出したのは、大学生のときで、帰国子女だった私は、日本文化のアイデンティティー、または自分の日本人としてのアイデンティティーが何なのか見極めようと、自分探しをしていました。海外で日本文化の代名詞だった茶道、華道、歌舞伎、能、武道などそれはそれでまあ、そうなんだけど、自分とはあまり関係ないな、と違和感を感じでいた大学生の私。身近なところでマンガは日本のもんだ、と思っていたので、一度描いてみようと思っていたのでした。それで描いてみてマーガレットに応募したら佳作かなんかいただいたのがマンガにこだわる事になったきっかけでした。もともと私はあまりマンガを読んでないし、マンガに対する愛着とかこだわりが、人々とちょっと違うところにあったのでした。
コマ割りですが、手塚治虫が「時間」という概念をコマ割りでもってマンガの中に取り入れたことが、お話をドラマチックにして、それが日本のマンガをつくったっていうところに興味があって、時間を描く、ってことをオーソドックスな手法でやってみたかった、っていう作品です。
 長い前置きでした。

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