2012年1月2日月曜日

「もしもし」をパブーにあげてみた

この作品はアフタヌーン四季賞1993年夏のコンテスト応募作です。選外でしたが、この作品がいい、という人は当時いて、描いた本人はその面白さがいまいちよくわからなかったのですが、まじめに一生懸命描いてたのでした。出版社の担当がついていて「エンターテイニングなものを」と言われていて、でも私は、そんな不特定多数のためのエンターテイメントのために何かをつくるなんてことは、考えられなくて、私の作品が受け入れられないのは受け入れる側の器、つまり読者に見る目がないのだ、と信じ込んでいたのでした。どう転んでも一般受けしそうにない、難解でわかりずらいとさんざん言われた反面、つげ義春をひきあいに出されたりして、私の目の前で読んでくれた人たちは、結構おもしろがってくれて、それなりの手ごたえみたいなものは感じていたころです。なのに、一般のひとたちにはうけないっていう現実がよく飲み込めなかった若かりしころ。
内容は暗~い恋人たちの日常で、女のイライラがリアルだなっていうのが、久しぶりに読んでみた印象 でした。

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